桃太郎
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人には子供がいませんでした。
ある日、おばあさんは川で洗濯をしていました。すると、大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れて来ました。
「まあ!大きな桃だわ!」おばあさんは桃を拾って、家に持って帰りました。
夜になって、おじいさんとおばあさんが桃を切ろうとしました。
切ると、桃がぱかっと割れて、中から元気な男の子が出て来ました。
「わあ!赤ちゃんだ!」二人はとてもうれしかったです。桃から生まれたので、「桃太郎」と名前をつけました。
桃太郎は不思議な子でした。毎日たくさんごはんを食べて、あっという間に大きくなりました。
一年で大人のようになりました。とてもやさしくて、強い子に育ちました。
大きくなったとき、村の人が言いました。「鬼ヶ島の悪い鬼が村を困らせています」
桃太郎は言いました。「私が鬼をやっつけるために行きます!」
おばあさんは日本一のきびだんごを作って、桃太郎にあげました。おじいさんは刀をあげました。
桃太郎が歩いていると、犬が来ました。「桃太郎さん、どこへ行きますか」「鬼ヶ島へ行きます」
「きびだんごをください。私もいっしょに行きます」桃太郎はきびだんごをあげました。
少し行くと、猿が来ました。「きびだんごをください。私もいっしょに手伝います」
次に、キジも来ました。キジもきびだんごをもらって、仲間になりました。
四人は力を合わせて、鬼ヶ島へ向かいました。
船に乗って、ついに鬼ヶ島に着きました。大きな門がありました。
キジが空を飛んで、中を見ました。「鬼がたくさんいます!」猿は門を登りました。
犬は大きな声でほえました。桃太郎は門を開けて、中に入りました。
悪い鬼たちが出て来ました。「だれだ!」戦いが始まりました。
犬は鬼の足をかみました。猿は鬼の顔をひっかきました。
キジは鬼の目をつつきました。桃太郎は刀で戦いました。
みんなとても強かったです。鬼は負けて、「ごめんなさい!もう悪いことはしません!」と言いました。
桃太郎たちは鬼の宝物をもらって、家に帰りました。
おじいさんとおばあさんはとても喜びました。村の人たちも喜びました。
それから、みんな幸せに暮らしました。めでたし、めでたし。